「○○??、いるー?」いきなり、ドアの外から姉の声が聞こえたかと思うと、ドアのノブがガチャリと回った。俺は慌てて、ノートパソコンを閉じて、ずり下げていたズボンを上げる。「ちょ、ちょっと待って。今取り込み中で・・・」俺に構わず、姉は部屋の中に入って来た。「な、何だよ、姉ちゃん。いきなり入って来るなよ。」「ウフフッ。どうしたの?そんなに慌てちゃって。何してたの?」「べ、別に…。ちょっとネットで調べ物してたんだよ。それより、何だよ、急に。何か用?」「そんな冷たい言い方しなくたっていいじゃん。お姉ちゃんね、○○に渡したいものがあるんだけど。」「何だよ、渡したいものって。」「ジャーンッ!はい。これっ!○○ッ。お誕生日おめでとう!」「あっ、そうか。今日、俺の誕生日だったっけ?すっかり忘れてた。」「もうっ。自分の誕生日忘れちゃうなんて、あり得なくない?」「今さら、誕生日なんてどうだっていいよ。親父もオフクロも、何もくれなくなっちゃたし…。っていうか、二人揃って旅行なんか行きやがって。」両親は昨日から、草津温泉へ2泊3日の旅行に出かけている。
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【姉との告白体験談】 姉からの誕生日プレゼント
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